カサンドラ症候群とは?パートナーとの心のすれ違いに悩む方へ

こんにちは

このブログに辿り着いてくださりありがとうございます。

「しあわせ境界線メソッド」を提供しているカウンセラーの峯平紗弥です。

ここでは、カサンドラ症候群って聞いたことあるけど、何?についてまとめています。

カサンドラ症候群は、夫やパートナーが発達障害(特にアスペルガー症候群や自閉スペクトラム症)を持つ場合に、コミュニケーションの難しさから孤独感や疲労感を感じる状態を指します。この症候群の名前は、ギリシャ神話のカサンドラに由来しています。カサンドラは未来を予言する力を持っていましたが、誰にも信じてもらえないという呪いを受け、孤独な人生を送りました。彼女の経験が、カサンドラ症候群の象徴となっています。

神話のカサンドラとカサンドラ症候群の関係

カサンドラは、自分の予言が誰にも信じてもらえないことで孤独感を深めました。この状況は、カサンドラ症候群に悩む方々が感じる「自分の気持ちが伝わらない」「理解されない」という孤独感に似ています。パートナーに気持ちを伝えても、なかなか理解されないと、心が疲れてしまいます。

カサンドラ症候群の主な症状とは

孤独感:パートナーと心が通じ合わないと感じ、一人で悩んでいる気持ちになります。

✅ストレスや不安:関係の難しさから、ストレスが溜まり、不安や憂鬱な気分が続くことがあります。

✅自己評価の低下:自分の思いが伝わらないことで、「私に問題があるのでは」と感じることがあります。

これらの状況が続くと、心の疲れが体にも影響を与え、睡眠障害や体調不良を引き起こすこともあります。

カサンドラ症候群への対処法

✅自分を責めない 

まず大切なのは、自分を責めないことです。パートナーが感情を表現しにくいのは発達障害の特性によるもので、あなたに非があるわけではありません。

✅情報を集める 

発達障害やカサンドラ症候群について知識を深めることで、パートナーの行動が少しずつ理解しやすくなり、対処法も見つけやすくなります。例えば、発達障害を持つ人がコミュニケーションに苦手意識を持っていることを知ることで、期待値を調整し、対話の方法を工夫することができます。

✅具体的なコミュニケーションの工夫をしてみる。

①明確な指示を出す:曖昧な表現を避け、具体的に何をしてほしいのか伝えると、誤解が少なくなります。

タイミングを選ぶ:重要な話をする際には、パートナーがリラックスしている時を選ぶと効果的です。

✅自己ケアを心がける 自分の心と体を大切にするために、趣味を楽しんだり、リラックスする時間を確保することが大切です。ヨガや瞑想など、ストレスを軽減する方法を取り入れることで、心に余裕を持つことができます。また、友人や家族と過ごす時間も気分転換になるでしょう。

専門家の支援を受ける 一人で抱え込まず、カウンセリングや心理療法を活用しましょう。個人カウンセリングでは、自分の気持ちを整理し、ストレスを軽減する方法を学ぶことができます。

最後に

カサンドラ症候群は、パートナーとのコミュニケーションがうまくいかないことから生じる孤独感や疲労感を指しますが、適切な支援と自己ケアで乗り越えることができます。あなたの気持ちを大切にし、支援を求めることで、より良い関係を築くための一歩を踏み出せるかもしれません。一人で悩まず、必要なサポートを活用してくださいね。